軽鉄工事とは、その名の通り軽量の鉄骨材を格子状に組んで固定し、壁や天井の下地となる骨組みを作る工事です。
軽天工事・LGS工事とも呼ばれています。
どちらも軽量鉄骨(Light Gauge Steel)を使用することに由来しています。
以前はほとんどの建物の骨組みに木材が使用されていました。
しかし今では、一般住宅でも鉄製の材料を使用することが多くなっています。
鉄骨は木材よりも火災に強く、木材と比べて加工が容易なことから工期を短縮することが可能です。
また、軽鉄工事に使用される鉄板は厚み約0.5mmと非常に薄く、天井材には最適となっています。
店舗などでは、骨組みである鉄骨をデザインとして敢えてむき出しにする場合もあります。
しかし、ほとんどの場合は天井や壁の骨組みに石膏ボードとクロスを貼る「ボード工事」を行って仕上げています。